2007/12/27
今年のいろんな出会いに
感謝!感謝!!いよいよ師走。まずは、全国からアクセスしていただき、お忙しい仕事の合間に番組をご視聴いただきました皆様に、厚く御礼申し上げます。
でも、今年ほど、浮かれた気分になれない年末はありません。美容業の足元を見ると、お客様の来店サイクルが伸びたり、なかなか客単価が上らなかったり、その一方でパブリックやドクターコスメ系とのヘアケア分野における競争が激しくなったりと、厳しい状況が続いております。マクロ的な視点では、やはり地球温暖化を抑制するためにCO2をどう削減するのかが気になるところで、美容に関連したところではゴミをいかに減らしていくかということも、課題として残っていると思います。
そんな晴れない気分がある一方で、このBjHabを通して美容師さんとの新しい出会いが数々生まれたことは、今年最大の喜びです。実際にお会いして、いろんな情報交換をしてくださった皆様、ありがとうございました。サロンの現状、薬剤の使いこなし、お客様からのクレーム、スタッフ教育の問題など、いろんなお話を聞かせていただき、またお話をさせていただきました。来年も、そんな機会を多く持ちたいと思いますので、今年出会えなかった皆様もぜひお声かけください。リアルなコミュニケーションの積み重ねが、現状の課題を解決していく上で、一番大切なことではないかと最近感じております。
08年は、1月8日より更新していきます。
良いお年を!!
2007/12/18
美容室で「初診料」を頂くことは
不可能なのでしょうか?前回、あるタイプのヘアカラー製品を使って自分で染められたお客様に、酸化染毛剤タイプでカラーをすると、緑になるという話を書いたところ、数か所からお電話やメールをいただきました。こういう方法で前のカラーを落とせるという話もあったのですが、いくつかの点で、確認・検証してみなければならず、まだここでご報告できない段階です。今の段階で大切なことは、ホームカラーで染められているお客様がいらっしゃった場合、どういうタイプのカラー剤なのか、しっかり確認を取り、硝酸銀・硫酸銀配合タイプを使用している可能性がある場合、イメージ通りの発色にならないことをきっちりと伝えることだと思います。
先日、とあるセミナーで、BjHabの番組にも出演していただいているオブヘアの古里さんと「プロフェッショナル・ヘアケア」について、お話させていただく機会がありました。
その中で、上記のカラーのトラブル例も含め、お客様が普段どんなケア・カラー・スタイリングをされているのか、あるいは新規のお客様の場合、他店でどんな施術を受けたのかを十分に理解しないと、施術におけるトラブルが起きやすい環境になっているのではないかと、話をさせていただきました。病院でも、市販薬の使用の有無、他の病院への通院歴などを確認しますよね? 美容室でも髪の履歴が施術方法に影響を与えるわけですから、履歴確認を徹底させるために「初診料」というものを初めてのお客様からは頂いたほうがいいのでは?という提案を、そのセミナーではさせていただきました。このテーマについて、皆さんはどのようなご意見をお持ちでしょうか?
2007/12/4
硝酸銀、硫酸銀配合カラー剤で
白髪染めをされているお客様、要注意!自分で白髪染めをしてきたお客様にヘアカラーをしたら、緑になってしまった。そういうトラブルに遭遇した美容師さんが増えてきているようです。先日も、とあるセミナーでお聞きしたところ、約3割の方が経験されていました。
以前、このコーナーで書きましたが、そういったお客様が使用されているカラー剤は、酸化染毛剤タイプでも酸性カラータイプでもありません。スタイリング剤のように髪につけ、光に反応して少しずつ染まっていくというタイプのカラー剤です。配合成分の特徴としては、硝酸銀、もしくは硫酸銀が配合されています。お客様がこのタイプのカラー剤を使用していると、サロンのカラー施術においてとんでもない色が出てきてしまったり、パーマ施術でも想定外の色が出てくるようです。ですから、ホームカラーをされているお客様のコンサルテーションは要注意です。お客様の中には、製品の特徴を知らずに使用されている方も多いと思います。「硝酸銀、硫酸銀が入っているタイプですか?」と聞いてもわからず「市販の白髪染めです」と答えるかもしれません。それを鵜呑みにして施術を行うと、トラブルになる可能性があります。
まずはそのタイプにはどういう製品があるのか、調べることが大切です(かなり多くの製品があります)。インターネットを使って「ヘアカラー 硝酸銀 硫酸銀」で検索をかけ、製品名を調べたり、製品の写真画像があればプリントアウトして「この中にお使いのものはありますか?」とお客様に確認することが大切です。その上で、思ったような色味にならないことをはっきり伝えることが重要です。この件につきましては、トラブルが増えているようなのでまた書きます。そういった髪への対応法は、ただ今調査中です。
2007/11/20
ヘアカラーはどこに向かって
進んでいくのか?先日、とあるヘアカラー・アカデミー(東京)の打ち上げに参加させてもらいました。毎月1回、10ヶ月に及んだコースの打ち上げということで、充実感にあふれた講習生たちが参加されていました。サロン経営者、スタイリスト、アシスタントと、参加者の経験はまちまちなのですが、いろんな思いでヘアカラーを基礎から勉強したいと思われたみなさん。遠くから通われていた方も多かったのですが、沖縄から通われていた人がいたのにはビックリ! 1回の授業に参加するのに時間的に2泊3日は必要だし、往復の旅費も相当かかりますよね。でも、その本人の話をお聞きしていると、時間や距離じゃないさーという感じで、飄々としていらっしゃるんです。
そこに参加されていた皆さんが、自分の時間とお金で参加されていた。だから特別じゃないさーという感じ。
そんな方々と楽しい時間を過ごさせてもらったのですが、そんな中で、これからのヘアカラーはどう進化していくのだろうかとふと思ってしまいました。ダメージレスの方向に進化するパーマ。よりプロフェッショナルの方向に進化するヘアケア。では、カラーは?
2007/11/13
プロフェッショナルケアの
キーワードは
診断,判断,提案,説明?最近、3人の美容師に「プロフェッショナル・ヘアケア」をテーマにインタビューを行いました。たびたびこのコーナーに書いていることなのですが、パブリックのヘアケア製品が高付加価値・高機能化してきています。わかりやすく言うと、髪のもとは頭皮だからそこも十分ケアしましょうとか、加齢による髪のうねりを低下していきましょうとか、ヘアカラーの後には専用のヘアケア剤が必要ですとか、そういう機能をうたって製品が発売され、実際にそういった製品が売れていたりします。つまり、パブリック製品がサロン専売製品に近づいてきているわけですね。
そういう状況の中で、美容室が提案する「プロフェッショナル・ヘアケア」はどうあるべきなのかということが、あらためて問われてきていると思うのですが、3人の考えは極めて共通項が多く、なるほど、というものでした。共通項を整理すると次のようになります。その人の素材を「診断」し、ライフスタイルや来店サイクルも踏まえて必要なヘアケア法を「判断」し、そのことを「提案」「説明」する。この考え、みなさんはどう思われますか?
その3人のインタビューをまとめた番組の配信は諸事情で先になってしまいます。申し訳ありませんが、しばらくお待ちくださいませ。
2007/11/6
緊急報告!
植村隆博さん(DADA CuBiC)
出演番組(NHK)についてNHKのBSハイビジョン放送に「アインシュタインの眼」という番組があるのだそうです(我が家はハイビジョン契約をしていないため、実際に見たことがありませーん)。いろんな分野のプロフェッショナルな技を、高速度カメラなどの特殊カメラで撮影して、そこに秘められた技の正体というか、極意というか、そういったものを紹介していくという番組なのだとのこと。
実はその番組が「ヘアデザインはこうして生まれる」と題して、美容師のカット技術に焦点をあて、その技を解明していくのだそうです。で、その番組に出演し、実際の技術を披露しているのが、BjHabの番組にも出演していただいているDADA CuBiCの植村さん。先日、スタジオ収録が行われたときの話をお伺いすると、比較的真面目に、一般の人にもわかりやすくカット技術を紹介している情報番組になっているのではないか、とのこと。
なんだか興味を持たせるようなことを書いておいて、誠に申し訳ないのですが、その放送日が、この文章を更新した本日(11月6日、22:00〜)なのです。ご連絡が遅くなってしまい、ただただお詫びをするばかりなのですが、11月7日の午前と、11月9日の深夜(10日午前)にも再放送があるようなので、興味のある方はぜひぜひチェックしてみてください。さて、ハイビジョンが見られない私は、どこにお邪魔して見せていただくか、ただ今思案中です。
2007/10/23
余ったカラー剤の量を記入する
「エコ・ノート」大阪・高槻市にあるサロンの若手スタッフTさんと最近定期的に情報交換をさせていただいています。先日お会いした際に、お店で実践している「エコ・ノート」の話を聞かせていただきました。
ヘアカラー施術を行う際に、施術に必要なカラー剤の量を見誤ってしまい、カラー剤が余ってしまった。そういうケースの場合、つくりおきができませんから、必然的に廃棄ということになるわけですが、となると、必要以上に環境に負荷をかけてしまうことになります。そこでTさんが勤務するサロンでは、余ったカラー剤を必ず決められた容器に廃棄し、毎日その重量を測定し、「エコ・ノート」にそれを記入していくという取り組みを始めました。これだけの量が廃棄されているのだということを数字で示すことで、無駄なくカラー剤を使用し、廃棄量を減らす意識を持つということが狙いです。
ワンメイクの場合、カラー剤の適量を判断しやすいのですが、ホイルワークの場合、その判断が難しく、「エコ・ノート」をつけ始めた当初は月に500グラム以上の無駄が生じていたのだそうです。それが今では100グラム以下になったとのこと。排水問題などの大きな課題もあるわけですが、できることから始める、ということが大切だと再認識した次第です。
2007/10/9
気持ちのよ〜いクリームバス、
体験しました!都内某サロンでクリームバスを体験させてもらいました。アロマ効果十分のクレンジングクリームを使った頭皮マッサージ、それに続くハンドマッサージ。仕事がらみで施術していただいているのも忘れ、これがかなり気持ちいい! 眠り込む寸前まで落ちていきました。バリのヘアサロンでは普通にメニュー化されているサービスということなのですが、実際に日本の美容室で行うとどうなんだろう?ということで、体験してみたわけです。実際に施術してくださったのは、メーカーの人で、バリにあるクリームバスの学校で施術法を身につけてきた方でした。
一番の感想としては、スペースに余裕のないサロンでもこれって出来るかも…。癒しも含めたケアメニューを導入していこうとすると、そのメニューを提供する空間をどうしようかということになり、それなりの投資ができるところでないと難しいということになりやすいと思うのです。でも、クリームバスであれば、鏡面で行える施術がほとんどですから、スペース的に小さいサロンでも導入しやすいメニューだなって感じました。隣でドライヤーを使うと、その音で気持ちよさも半減してしまうのでは?といった問題もあるかもしれませんが、予約の取り方等で工夫すれば、日本の美容室でももっと導入できるのではと思った次第です。
2007/9/25
栃木・埼玉の美容師さんと
情報交換会を開きました少しずつですが、このサイトをご覧になっている、現場の美容師さんと情報交換会を開く機会が生まれてきました。先日も、栃木・埼玉のサロンさんに呼ばれて、20名ぐらいの前で最近の様々な動向についてお話をさせていただき、その後、情報交換をさせていただきました。やはり現場の方々と直接お話をするのはいいですねぇ。普段は、こうやってデジタルを使った情報発信を行っているわけですが、個々の想いや状況があって世界は成り立っているわけで、直接お会いするといろいろと勉強になりますし、また勇気もわいてきます。
その情報交換会で印象に残ったことを一つ。前にもこのコーナーに書きましたが、先に技術メニューがあるのではなく、診断やコンサルテーションが先にあって、だからこういう技術が必要です、という仕事にもっとしていく必要があるのでは?という話をぶつけてみました。みなさん、そういう仕事にしていきたいという想いを持ってらっしゃいましたが、ある美容師さんはこう言われました。ただ、それをきちんと実現していくには、お客様を待たせない予約の取り方をどうするかが課題になると。そうですよね。予約を取るときに、どうなさいますか?と、診断もせずに、技術メニューを選んでもらっているのが当たり前の現状。プロとして診断をきっちり行っていくには、予約の取り方も見直しのテーマになってくるのかもしれません。
2007/9/11
酸化染毛剤タイプでカラーすると
緑になる髪?!大田区にある美容室の店長さんから「○○という製品を使って自分でカラーをしたお客様に、サロンでカラーをすると緑になるんですよ」という話を、ひと月ほど前にお聞きしました。その後、数人の美容師さんにお聞きしたところ、何人かはやはり同じ体験があるとのことで、急きょ調べてみました。で、わかったのは、市販で売られている白髪染めのヘアカラー剤の中に、酸化染毛剤タイプでも、マニキュアタイプでもないものがあるんですね。髪に塗って、自然光などの光にあたると少しずつ染まっていって、最終的にブラウンになるというものが…。
不勉強でお恥ずかしい限りなのですが、知りませんでした。そのタイプのカラー剤には、硫酸銀(もしくは硝酸銀)が配合されていて、それが光と反応して染まっていくようです。で、それを使用している髪に通常のカラー剤を使うと、冒頭の店長さんの発言どおり、緑になるとのこと。酸化剤が硫酸銀と反応して、そういう色が出てくるらしいのです。このタイプ、ネットで調べてみただけでもかなりの製品が発売されていて、しかも売れているようです。ホームカラーとサロンカラーを併用されているお客様に対し、どういうタイプのカラー剤を自宅で使用しているのか、しっかりとその履歴を確認しておくことはもともと重要なわけですが、私のようにそういったタイプの製品があるということを知らないと、確認のしようもないということで、取り急ぎこの場を借りてご報告している次第です。みなさん、知ってました?
2007/8/28
またまた、プロフェッショナル
ヘアケアについてこのコーナーで、以前にも書かせてもらったのですが、パブリック・ヘアケア製品の高付加価値化・高価格化が進んでいます。しかも、そういった商品が売れているのだそうです。ダメージ毛に対応したもの、加齢によって細くなっていく髪に対応したもの、あるいはスキャルプケアを意識したものなど、製品のうたい文句は「専門的」になってきています。そういった製品のホームページを見ていても、成分の解説をしていたりして「専門的」なケア情報とともに、製品PRをしている例が随分増えているような気がします。そういった流れの中で、美容室におけるヘアケア製品の店販はどうなっていくんだろうという声を、最近よく聞くようになりました。プロフェッショナル・ヘアケアをどう活性化していくという問題は、これからもいろいろと投げかけて生きたいテーマですし、現場の皆さんの声もぜひお寄せいただきたいと思うのですが、店販が先にあるのではなくて、専門的なケア情報を一人ひとりのお客様に渡していくことから始めなければいけないのでは?と思う、今日この頃です。
2007/8/10
技術の前に大切なことと
「植村隆博の目線と意識」最近<技術売上>という言葉について、考えさせられます。何らかの技術を施したことに対して対価をいただく。これは当然なことなのですが、この言葉があるがために、<売れる技術>というのがあって、それを習得してお客様に提供していくことが売上につながるんだ、という考え方が普及してしまったのではないか? <売れる技術><流行りの技術>。確かに求められている技術が根本的に変わるときには、その習得なしに売上は上げられません。ただ、お客様ニーズに対し、より魅力を引き出したり、より素材に合った提案や施術を行ったりするのであれば、何の技術を施したのかの前に、なぜその技術を選択したのかが重要であり、そこに本来の価値があると思うのです。医療に例えると、どんな手術をしたのかの前に、診断が重要であり、そこにも価値(あるいは対価)が存在していますよね。DADA CuBiCの植村さんと、このテーマについて最近よく話をします。「カットにおいても、技術における原理・原則の理解と同じくらい、素材を見る力と素材に合った技術の選択が大切だと思う」という彼の言葉をヒントに、7月から配信している番組「カットにおける植村隆博の目線と意識」が制作されました。
2007/7/31
直接的な交流と情報交換を
行いませんか?先日、とある美容師さんの集まり(セミナー)に招かれました。そこで「パーマやケアの最近のトピックス」について話をさせていただきました。場所は東京だったのですが、関西や北陸から来られている方もいて、50名弱ぐらいの方々とお会いすることが出来ました。丁寧にわかりやすい話が出来たのかという点では、十分ではなかったかもと反省しきりなのですが、私自身にとりましてはすごくいい時間を過ごさせていただきました。いろんな方々とお話をさせていただき、やはりサロン現場で真剣に取り組まれている人と交流し、情報交換を行うというのは、一番大切なことなんだと痛感させられた次第です。インターネットの普及は情報や知識を入手しやすくしたわけですが、だからこそ仕事の深みや信頼性を構築していくには、人と人との直接的な出会いが重要になってきている。今、そんな想いが強くなってきています。限られた時間の中で、参加されていたすべての人と情報交換ができたわけではありません。そういう方々とも、メールを使って情報交換が出来ればいいなと思っております。また、このサイトをご覧になっている方々とも、時間等の許す限り、直接的な交流の場をつくっていきたいし、そういう場があれば積極的に参加していきたいなと思う今日この頃です。
2007/7/17
情報を伝えることから始める
ヘアケア・ビジネス「日常のケアやスタイリングがなければ、デザインは完結しない」 これは、7月17日から配信しているBjHab対談で、古里オサムさんが語っている言葉です。お客様自身による日常のケアやスタイリングがあってこそ、デザインは完結するのだから、ケアやスタイリングのアドバイスは重要だし、そこで何をどういうふうに使えばいいのかという情報を提供しないということは、プロとしての仕事を放棄している、と指摘しています。
何十億というお金をかけて宣伝し、量販店に並べられているパブリックのヘアケア製品。多くの消費者がそういった商品を購入されているのは事実なのですが、お客様の頭皮や髪の状態、美容施術の履歴、提供したヘアデザインの特性を一番理解しているのは、担当美容師に他なりません。それらのことを踏まえ、一人ひとりに最適なケア情報を伝えることから始めなければ、プロフェッショナル・ヘアケアはビジネスとして確立していかない。そんな熱いメッセージが、古里さんのやさしい語り口の奥から伝わってきます。
2007/7/3
ウィッグゴミの3Rは
どうすれば可能なの?美容師Mさんの奥様から「エコについて」と題したメールをいただきました。奥様は美容師ではないのですが、時々BjHabをご覧になっているそうです。ありがとうございます。で、そのメールの内容を抜粋してご紹介いたします (このコーナーで紹介する件についてはご了解をいただきました)。
<練習に使うウィッグの処分についてです。……(自宅にも)たくさんゴロゴロしているのですが、聞くところによるとあれはゴミとして廃棄されてしまうとか……近年エコ運動が盛んですが、あれはどうにかリサイクルなど出来ないものですかね……美容業界はどちらかと言うとエコに対する意識が少ないように思いますがどうでしょうか?>
ゴミの3R<REDUCE(削減)、REUSE(再使用)、RECYCLE(再利用)>は、環境問題に取り組んでいく上で大きなテーマです。美容業界でも、パウチ容器の製品が増えていますから、エコへの取り組みが少しずつ始まっていると思います。しかし、ウィッグは簡単に解決できない問題ですね。どなたか、いいアイディアはありませんか? ウィッグではないけれども、お店で取り組んでいるゴミの3Rに関する情報でもかまいません。皆様からのメール、お待ちしております。ちなみに、小さなことですが、私は通勤バッグの中に買い物袋をしのばせ、スーパーでレジ袋をいただかないことを始めました。
2007/6/19
「きれいなブラウン」と
カラーにおける毛髪診断先日、とあるセミナーで、カラーリストのお二人と話をする機会がありました。セミナー後、サロンカラーが急速に発展してきたこの十数年(厳密に言うと約12年?)を振り返りながら、ああでもないこうでもないという話をしておりました。
その中で記憶に残った話を二つほど。一つは、黒髪を前提にしたヘアカラーは、ブラウン、しかも「きれいなブラウン」をどうつくるかが大切になると、お二人とも力説されていたということ。一口にブラウンといっても、その色の範囲は広いですよね? カラーチャート等に添付されている色相関図を見ても、彩度の低い、つまりは濁っている部分のほとんどがブラウンですから、その中から「きれいなブラウン」を見つけるというのは、言葉で言うほど簡単なことではないと感じてしまいました。
もう一つは、どの製品もある基準となる髪の状態を前提につくられているということ。髪の太さやキューティクルの状態、タンパク質や油分の量。一人のお客様においても、部分によってそれらの状態は変わってくるし、一人ひとりにおいてはもっと違ってくる。ヘアカラーにおける毛髪診断を、もう一度きちんと整理することが重要なのでは?とおっしゃっていました。皆さんのご意見をいただけると、幸いです。
2007/6/5
毛髪科学や製品の進化、
みなさんはどうお感じですか?栃木の美容師Mさんからメールをいただきました。以前、とあるアカデミーでお話させていただいた方で、近況報告を送ってくださいました。その中で「新しい機械や薬剤がかなりの勢いで出てきて、それによって毛髪科学も何年か前とは変わってきていることを感じています」というお話がありました。
そのことは、私もすごく感じています。毛髪科学自体の研究が進んできた。数年前の化粧品規制緩和により新成分が投入されやすくなった。低ダメージで毛髪の状態にあった対応をしようという機運が高まっている。などなど、背景にはいろんなことがあると思います。大元には、日本の美容師さんの勤勉性と品質へのこだわりがあるのでは?と思ったりもします。
薬剤や知識が進化する一方で、これまでのやり方や知識と異なることもあり、新しい情報に対する混乱や拒絶が起きているのではないでしょうか? しかし、お客様のある種の満足をかなえるために製品は進化しているはずで、そのあたりの視点を持って情報に接することが大切ですし、情報を取り扱う我が身としては、そういう視点を持って、なおかつわかりやすい番組を制作・配信しなければと思う今日この頃です。
2007/5/29
見て、体感してつくった
アーユルヴェーダの教科書都内で数店舗のサロンを経営しているオーナー美容師Pさんと、お話をする機会がありました。彼は昨年、約2ヶ月間、インドに滞在していたそうです。目的は、アーユルヴェーダの習得。しかも、習い方がスゴイ。学校で教わるのではなく、実際に行われている技と考え方を学びたいということで、アーユルヴェーダの達人をお客として借りきったのだという。もちろん、滞在期間中ずーっと。自分が体感するだけでなく、目で見て学ばなければならないので奥様にもモデルになってもらったらしい。男性には男性が、女性には女性が施術するということで、二人の達人を拘束(?)したことになります。
Pさんの話によると、達人たちは口承伝達、経験伝達で技を習得しているため、マニュアルのたぐいを一切持っていないのだそうです。そのため、昼間に見たこと、体験したことを、夜に図や言葉にまとめて、自分でオリジナルの教科書(=マニュアル)をつくっていったそうです。その教科書を拝見したのですが、基本的な考え方や宇宙観から手の動きにいたるまで、びっちりと書き込まれていて、スゴイのひと言です。Pさんは、日本の美容室が行えるアーユルヴェーダを目指しています。
2007/5/22
プロが提供するヘアケアは
一般品と何が違うのか?ヘアケアに関する情報があふれているということが、随分前から言われています。BjHabをご覧の皆様は、ネットでも情報を探している方ですから、ネット上でもヘアケアに関する多くの情報が発信されていることにお気づきのことと思います。そういった情報の中には、地肌ケアの重要性やヘアケア製品に配合されている成分の特性を紹介した情報などもあり、かなり専門的な情報を消費者が知りえる環境になっています。
先日お会いした、青山・自由が丘等でサロンを経営しているオーナー美容師Fさんは「実際にケアに関する専門的な情報を持っているお客様が増えていると思う。一方でプロのほうが追いついていないのでは」と言われていました。
一般品を作っているメーカーは、髪や頭皮の状態、なりたい質感に合ったヘアケア製品の提供に、もっともっと力を入れてくるものと思われます。そうなったときにプロが提供するヘアケア、あるいはヘアケア製品はどうあるべきなのか? この大きな課題が目の前に迫っていると感じる今日この頃です。
2007/5/8
本当に気に入ったお店は
他人に紹介しない?このゴールデンウィーク中に、スキューバ・ダイビングを楽しんできました。数年来通っているダイビング・ショップがありまして、今回もそこでお世話に。少人数制で、手作りのランチが出るということで、人気が高まっているショップです。少人数制にこだわるのは、心のこもったサービスが出来なくなるから、とのこと。
このお店を利用している常連客の方々とお酒を飲みに行ったときの話。一人が「このショップのことは、他人にあまり言いたくないし、ネットでも紹介したくないよね」と言ったところ、ほかの皆さんも大きくうなずいておりました。なぜか? 今以上に人気が出てしまうと、さらに予約が取りにくくなるからなのだそうです。な〜るほど。
情報があふれている今、消費者は自分に合ったところ(あるいはモノ)をどう見つけるのかと同時に、見つけたお気に入りをどう守っていくのかも大事にしているようです。消費者にとって、美容室も、そういう情報になってきているのでしょうか? ご意見をいただけると幸いです。
私が通っているショップの名前ですか? もちろん教えられません。
2007/4/24
竹の子シーズンに
我、思う先日、竹の子掘りに出かけました。田舎に住む小学生だったときに、近所の竹林で掘って以来、数十年ぶりです。掘り方を体が思い出すまでに少し時間を要しましたが、1本、2本と掘り返しているうちに、こうだった、ああだったと昔の記憶が思い出され、快調にゲット。
たくさんの戦利品を家に持ち帰ったわけですが、そこで問題が発生! 竹の子は灰汁(あく)抜きをしなければ食べられないわけですが、その方法が思い出せないのです。ヤバイ。早速実家に電話をし、ご指導を受けることに。米のとぎ汁で…、全部をむかずに…、頭も残して…、30分間ほど…、ふむふむ。というわけで、かなりの時間を要して無事にありつけました。
この話をオーナー美容師・Y田部氏にしたところ、「俺も灰汁抜きの仕方、忘れてたわ」とのこと。昔の人たちが当たり前のように出来ていたことを、けっこう出来なくなっているということを、あらためて認識した次第です。
世の中は豊かで便利な方向に進んでいるわけですが、齢40をとうに過ぎて、得体の知れぬ危機感がじわ〜っと広がってきております。
竹の子シーズンに
我、思う竹の子三品
2007/4/10
基礎に自己投資する
バリバリの技術者達先日、都内某所にあるアカデミーに撮影でお邪魔しました。撮影の合間(昼休み)に、月1回の授業で、10カ月のカットのベーシック・コースに参加されている美容師さん達とお話をさせていただきました。
聞くと、皆様遠くから通われているとのこと。新潟、栃木、石川、大阪…。お話は出来ませんでしたが、最も遠い人となると、沖縄、さらには韓国から月に1回通われている人もいるのだそうです。ベーシック・コースといっても、受講されている人は現場で技術者としてバリバリ仕事をされている方が多いそうで、日曜日の営業後に深夜バスに乗って上京し、授業が終わったらまたまた深夜バスに乗ってとんぼ返りし、そのまま営業に出ている人もいらっしゃいました。
通常の仕事をきっちりと行ったうえで、自分の時間とお金を使って自己投資をする。言葉で言うのは簡単だけど、それを実行するのはやっぱりすごい! お話をしていても皆様からエネルギーを感じました。お名前は聞きそびれたのですが、栃木からいらっしゃっていた方がBjHab Video Magazineをご覧になっていました。嬉しかったです!! 番組に対するご意見・ご感想など、メールでいただけるとさらに嬉しいです。
2007/4/3
加齢によるクセ出現について
メールをいただきましたこのコーナーで「加齢によるクセが出現、原因は何?」と個人的な悩みを書き込んだところ、『あこがれのホイチョイ人生』様より早速メールをいただきました。
その概要を紹介いたしますと、彼(?)も同じ症状が起きているらしく、行きつけの理容師さんから次のような説明を受けたのだそうです。
「加齢で髪の毛に勢いがなくなり細くやわらかくなってくる。すると髪の毛が生えてくるところの毛穴の歪みに負けて、押しつぶされた状態で生えてくる。結果、扁平となり縮毛の状態を呈する」
なるほど。加齢により細くなるだけではなく、その結果クセ毛が生じる場合もあるのですね。確かに説得力があります。年をとると髪が細くなるとか、白髪が増えるという現象は確かに起きているわけですが、その原因となると、まだまだ未知の部分があるのだと思います。食生活やストレス、遺伝子等もきっと関わっているのでしょう。
アドバイスをいただいてから、自宅でのシャンプー・マッサージをより入念に行うようにしています。加齢の影響に対する精一杯の抵抗なのですが、ほかにどんな抵抗の仕方があるのか、ご存知の方いらっしゃいますか?
2007/3/27
加齢によるクセが出現
原因は何?個人的な話ですが、ここ数年来、ずっとベリーショートでした。それに強烈なこだわりがあったわけではないのですが、タオルドライだけでも手早くスタイリングができるという魅力が捨てがたかったのです。
でも、さすがに飽きてきて、ちょっと伸ばしてみようかと計画。現在進行中なのですが、そこに予期せぬ出来事が! 30代のときにはなかったクセが、ネープに出現しているではないか! ずっと刈り上げていたから気づかなかった加齢による変化。髪の毛が細くなるという変化に対しては、頭皮をマッサージしながらシャンプーするといった予防を行ったり、いつかはそうなるという覚悟を決めていたのですが、さらさらストレートだった私にとってクセ毛はまったくのノーマークでした。
定期的に情報交換をさせていただいている美容師F澤女史に「どうしてこうなったのかな?」と相談したところ、「性格のクセが出てきたんじゃないの」と一言でバッサリ。どなたか、原因と対応の仕方がわかる人、いらっしゃいます?
2007/3/13
一緒にレベルスケールの議論をした
彼がブログを始めました10年ほど前、とある雑誌企画の中で、黒髪におけるアンダートーンのレベルスケール(明度のものさし)をつくることになりました。ヘアカラーの黎明期でしたから、参考になるレベルスケールの基準がなく、ないならつくろう!となったわけです。
3人の美容師さんに集まっていただき、それぞれがリフトアップしてきた大量の毛束を比較検討。ああでもない、こうでもないと議論をして、15レベルのスケールを完成させました。そのスケールは、今評価してみても珠玉の出来で、髪色をコントロールする上で意味のあるものになっています。その時ご協力いただいた3人の内の1人が、皆さんご存知の西海洋史さんです。始まって間もない当サイトのBjHab対談にも快く出演していただき、プロフェッショナルカラーの課題をお話してくださいました。その西海さんがこのたび新会社を設立。どんな活動を行っていくのかは、今後少しずつ公表されていくようなのですが、新しい風を吹かせてくれるものと信じています。
西海さんのブログが立ち上がっています。
2007/2/27
ご意見やアドバイス
お待ちしています!BjHab Video Magazineをご覧の皆様、はじめまして! そして、いつも(たまに?)ご視聴いただき、ありがとうございます。美容のプロに向けて、役立つ情報を動画で配信していくサイトを立ち上げて、もうすぐ1年。おかげさまで数多くの、しかもバリエーションに富んだ番組を制作・配信することが出来ました。現場の仕事にお忙しい皆様ですから、2週間に1回、あるいは1ヶ月に1回、お手すきの時にご覧いただけると幸いです。
この「CP’s room」では、日常的な美容師さんとの交流や撮影現場の中で感じたこと、起こった出来事などをつれづれに書き込んでいきたいと思います。
番組を制作していて感じることは、パーマ剤やカラー剤、ヘアケア剤といったプロユース製品がますます高度化しているということです。そういう意味では、悩みながら番組制作をしているというところもありますので、皆さんからのご意見やアドバイスをいただけると、かなり嬉しいです。よろしくお願いいたします。